脊柱は頸椎・胸椎・腰椎・仙骨で構成された神経をつつみ、重力に抗しながら積みあがる骨組織です。

整形外科での臨床場面では、頸部痛や、筋力低下・感覚低下,肋間神経痛といった問題がありますが、これらは脊柱全体や骨盤バランスや、体幹筋の使い方、身体重心の移動範囲、脊柱の捻じれが原因です。

これらの問題を解決するためには、骨盤や脊柱の触診や構造の理解、抗重力位での体の動きと身体重心の位置関係などを知る必要性があります。

講義内容では脊柱の構造と、重心移動と体の動き、脊柱のバランス、各組織の触診について技術を伝えていきます。

 

<講義内容>

・脊柱の構造(頸椎・胸椎・腰椎)

・脊柱のバランス(矢状面・前額面)

・体の動きと重心移動の関係

・脊柱と神経絞扼の問題

・精神状態と姿勢

・四肢と体感の関係性

・触診:頸椎、胸椎、腰椎の椎体。肋間。

・評価:骨盤のズレ、座位バランス、椎体の捻じれ、筋力と感覚評価、胸肋関節の可動性、腹圧、背臥位・座位・立位評価

・アプローチ(体幹トレーニング、椎体の捻じれ矯正、肋間リリース、脊柱のコーディネーショントレーニング、椎体のモビライゼーション

 

 

<今回の学びで対応できる症状>

・頸部痛

・頸椎ヘルニア

・背部痛

・腰痛

・肋間神経痛

・体幹の動作時に生じる疼痛

・神経根の圧迫による筋力低下・感覚低下