人が生活をしていく上で、切り離すことはできない歩行と姿勢保持ですが、多くの患者様はこの姿勢と歩行時に疼痛を伴い整形外科を受信します。現代社会においてデスクワークや家事で同じ姿勢を保持することは必ずと言っていいほど伴います。また、歩行動作は荷重痛がある方は必ず崩れてしまい、疼痛改善後にも後遺症として残ってしまうことが多いです。
このセミナーでは、『重力』と『リズム』をキーワードに姿勢保持と歩行について紐解いていき、疼痛と発生メカニズムや、歩行の神経メカニズムについて解説を行なっていきます。
アプローチでは脊柱全体の可動性や、リズムを使った座位・立位のトレーニング、間違った歩行指導を知っていただいた上での指導方法などを行なっていきます。

<講義内容>
・歩行障害と姿勢障害(姿勢と疼痛のメカニズム、様々なパターン)
・歩行と姿勢の運動学(重力、身体重心と床半力、脊柱運動、静的・動的安定性機構、歩行と足底)
・歩行の中枢メカニズム(意識・無意識)
・治療でよくある失敗例(歩行・姿勢指導の方法、後遺症としての歩行障害)
・評価(歩行評価、脊柱全体のモビリティ評価、体幹評価、ヒールレイズ)
・アプローチ(脊柱モビライゼーション、コーディネーショントレーニング、座位バランス、歩行リズム、ヒールレイズ、歩行指導)

<講義のポイント>
・姿勢と疼痛のメカニズム
・リズムと歩行の関係性から紐解くアプローチ
・長時間のデスクワークがもたらす功罪

<今回の学びで対応できる症状>
疼痛改善後に残る歩行障害
持続的な座位・立位姿勢からくる疼痛