下肢神経痛は高齢者の疼痛でよく聞かれる症状であり、筋肉や関節痛と誤って判断してしまうことで改善するのを難しくしてしまう問題があります

今回は神経痛が起きるメカニズムと走行について詳しく解説していくことで、評価・治療をするべき部位を絞れるようにしていきます。痺れのメカニズムに大事な『絞扼』をポイントにおき、絞扼がなぜ起きるのか、神経の周囲に絞扼する原因はどのような組織があるのか詳しく伝えていきます。

評価では神経組織がつくる関節可動域の抵抗感を体感できるようになります。また、問診からの推測と、整形外科テストや触診を交えて考察することで治療部位を特定していきます。アプローチでは神経周囲組織の解放による、神経症状の改善方法について伝えていきます。

 

  

<講義内容>

・下肢神経の疾患(疾患概要とメカニズム)

・下肢神経の解剖学

・下肢神経の運動学(神経組織の変化とスライド)

・下肢神経の理学療法

・下肢神経の整形外科テストと評価

・アプローチ(筋間リリース、神経リリース、軟部組織リリース、神経ストレッチ)

 

<講義のポイント>

・神経痛のメカニズム

・徒手検査での神経による可動域制限と抵抗感

・痺れの原因部位の特定方法

・神経周囲組織の解放してアプローチ

 

<今回の学びで対応できる症状>

下肢・下腿の痺れ

坐骨神経痛

総腓骨神経障害

Hunter管症候群による膝関節痛

足根管症候群(足底の痺れ)

 

<講師>

田中 佳紀(きむらてつや整形外科内科 主任)

BiNI認定セラピスト

宗形テクニック Advance 修了

クラシカルオステオパシー ファンデーション 修了

ソースポイント セラピーModuleⅡ修了

書籍:理学療法・作業療法のための実践BiNI Approch:寝返り、呼吸器疾患担当